サンパウロ便り(5)
徳弘浩隆
(日本福音ルーテル教会ブラジル派遣宣教師)
< 宗教改革記念日礼拝 >
宗教改革記念礼拝と45周年 10月31日は宗教改革記念日。教会の扉に95カ条の提題を貼りつけて、礼拝をしました。この日はサンパウロ教会の誕生日でもありました。45歳のローソクを立てたケーキを買ってお祝いしました。「今年は引越しもあったので何もせず、50周年にみんな元気でもっとたくさんの人とお祝いをしましょう」と教会員は、将来に夢をつなげています。< 召天者記念礼拝 >
盆踊りと燈籠流しと召天者記念礼拝 日帰りバス旅行に誘われ、レジストロという街の燈籠流しに行ってみました。昔の日本人の入植地で日本の風情そのもので驚きでした。非日系のブラジル人たちも、よさこいソーランや相撲大会でも頑張っていました。翌日曜日は教会でも召天者記念礼拝。先人の写真と共に礼拝をしました。11月ですがこちらブラジルは夏の一日ですから、季節感は日本の「お盆」と同じ感覚です。< 暑さと、クリスマス >
もうすぐ、「暑い暑いクリスマス」! しかし、クリスマスはそうはいきません。日本では寒くなって雰囲気が出ますが、こちらブラジルでは、ジリジリと暑くなっていきます。「暑さと、クリスマス」というこの不思議なとりあわせにも、最初は戸惑いましたが、今年はもう慣れて普通になってしまいました。今日は、妻と「25 de Marco(ビンチシンコ・デ・マルソ:3月25日通り)」の卸問屋街に行って、クリスマスの飾り付けを買出ししてきました。もちろんみんな半袖です。教会に子どもたちや知り合いを気軽に楽しく呼べるように、「二か国語礼拝とシュラスコ(焼肉)と飾り付けと点灯式」をするFesta Adventoという企画を無理やり^^;作り、アドベント第一主日に予定しています。
クリスマスは嬉しい受洗者の予定 昨年デカセギから帰伯された家族のお母さんが、クリスマスに洗礼を受けると決心されました。当初帰伯で戸惑っていた息子さんも仕事にも慣れ、「彼女」もできて家族は落ち着きました。神様の守りと教会の皆の支えを感謝されています。来年からポ語礼拝も月2回に増やし、日語・ポ語それぞれの成長を祈っています。
< 私の祈り >
今の私の祈りは、「1-日語ポ語両礼拝がそれぞれ充実し、成長しますように。2-次世代の奉仕者や指導者を与えてください。3-収益活動が軌道に乗り、教会成長とあわせて、早く自給させてください」ということで、幻の実現を楽しみに歩んでいます。今後もお祈り、お支えを宜しくお願いします。(むさしのだより2010年11月号より)