毎年春分の日に東教区の定期総会が開かれ、2年に一度、ゴールデンウィークの真っ只中に3日間を費やして全国定期総会がある。牧師と代議員が出席する。ご苦労様なことである。 3月20日東教区定期総会。開会と閉会の礼拝奏楽はいつものように中山姉と苅谷姉。ルーテルを代表するオルガニストを二人も、わがむさしの教会は戴いている。たくさんの報告や審議がなされたが、重要な4件について報告したい。
1. 大柴牧師教区長に。
立山先生の教区長任期満了に伴う教区長選挙で大柴先生が満票に近い得票で選ばれた。そうでなくても多忙を極める先生が一層忙しくなられることと思う。神様のお見守りを祈りたい。
2. 信徒奉仕者養成講座の開始
説教、牧会、礼拝、音楽、訪問、集会、朗読の7コースを設けて奉仕者の養成をするという。霊性とスキルの訓練をうけた信徒によって教会がより活性化されることが期待できよう。また個人の生涯学習の場としても活用したい。ことしはすでに4月から講座が始まっている。(参加申込者は54名。大柴付記)
3. 教会共同体の現況
当初なかなか共通理解がえられず、語句の解釈をめぐっても堂々巡りをしていたようにみえた教会共同体も漸く動き始めた。多くの教会がゆるやかな共同体を結成するようである。なかには、教会同志相性が悪いという事もあるようで、驚いたりする。わがままなのか頼もしいのか、いままでどおり単独でという教会も、もちろんある。むさしの教会はご承知のように市ヶ谷、スオミ教会で共同体をつくる。すでに合同聖書研究やいずみの会という懇談会(勉強会?)も回をかさねている。小さな教会の仲間を力づけ、他の教会の仲間と聖書の話を聞くのも新鮮な体験である。兄弟がともにいるという喜びを実感する。積極的に参加してルーテル全体を盛り上げていきたい。
4. 「衝撃的」な事実
立山先生が「衝撃的」という言葉を使われたのがとても印象に残ったのだが、2007年度の東教区の信者数、受洗者数が減少傾向からやっと上向きになったのに、総献金額が前年比1割減、2006年までは殆ど数字は変わらなかったのに一挙に3,400万円も減ったという。教会や牧師を支えるのは信徒の役目である。こころして献金していきたい。
(むさしのだより2008年 5月号より)