ジャズコンサート2日目のセカンド・ステージ開始の待ち時間に、クインテットのメンバーでサックス奏者のアンディー・ウォルフさんが、取っておきの一口話を披露してくれました。傑作なので紹介します。
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ウォルフ:富士山の麓で、二人の人、AさんとBさんが話をしています。AさんがBさんに3つの質問をしました。 「(1)お名前は?(2)富士山をどう思いますか?(3)富士山に登ったことがありますか?」 Bさんは皆同じ言葉で答えた。一体、Bさんは何と答えたでしょう?分かる人いたら、手を挙げてください。
聴衆: …。
ウォルフ:では、Aさんになったつもりで、3つの質問をして下さい。
聴衆:お名前は?
ウォルフ:ヤマダ。(山田)
聴衆:富士山をどう思いますか。
ウォルフ:ヤマダ。(山だ)
聴衆:富士山に登ったことがありますか?
ウォルフ:ヤマダ。(いや、未だ)
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ウォルフさんの友人が考案したそうで、日本人だと却って思い付かないタイプの言葉遊びでしょう。忘年会の余興に、あるいは司会をしていて話が続かなくなった時 に、活用されては。
(むさしのだより 2003年11月号より)