先月は、台風や地震が立て続けに起こり、各地に大きな被害をもたらしました。大自然の力の前にいかに人間が無力であるかを改めて思い知らされる一方で、92時間もの間たった2歳の男の子が狭い土砂の中で生き抜いたという奇跡は人間の命の強さを知ることでもありました。
自分の命を危険にさらしながら男の子の救出にあたったレスキュー隊員、その救出作業を固唾をのんで見守り歓喜した人々、不自由な生活に耐えている被災者の方々、その方々のためにボランティアとして駆けつけたり、支援物資を送る人々、その姿は人間の力強さ優しさを表していて、悲惨な現状ではありますが心温まるものでした。
被災者の方々が一日も早く平安な日を取戻せるよう、お祈りいたします。(と)
(と)
(たより2004年11月号)