編集後記 「気分はハマナス色」 秋田 淳子

最近、美容院でヘアーカラーを楽しんでいます。今回「トップに少し明るめの色を混ぜると、見た目にも軽くなりますよ」と勧められたので「じゃあ、お願いね!」と私。そのときの私の髪は、全体的に濃いブラウンだったので、明るめのブラウンを入れてくれるのだと思ったのです。

カラー、シャンプーと済んだ時点では、まだ濡れていて判らなかったのですが、髪を乾かしていくうちに鏡に見えてきたのはピンクの混ざった髪の私でした。「これって、ピンク?」と言う私に「いいえ、ハマナス色です!」と嬉しそうに美容師さん。「あぁ、何故、頭に今ハマナス色が!」と私の心の中は、ムンクの『叫び』状態…。しかし、鏡の前から離れてしまえば髪の色のことなど全く忘れてしまい、なぜか気分はハマナス色で楽しい!!のです。

何かそのことで自分の気持ちが弾まされ、そんな自分を見た人達もプラスの気持ちを受ける。それはファッションや言葉であったり色々ある中で、何よりもその人らしい色の信仰が輝けば何よりも嬉しい。