編集後記 「梅」 秋田 淳子

賀来周一先生が本を出版されました。『実用聖書名言録』 講談社 1500円

聖書のお話や聖句を、生活の中の色々な場面を通して解りやすくまとめた本。一家に一冊どうぞ!

上記にもお知らせいたしました賀来先生のご著書『実用聖書名言録』の中に八木重吉の詩が引用されています。

ご存知の方も多いかと思いますが、八木重吉は昭和に入ってすぐに、30歳という若さで亡くなった詩人で、敬虔しかも熱心なるキリスト教信徒です。

今回は彼の作品の中で、丁度今の季節に適した詩をご紹介しようと思います。



眼がさめたように
梅にも梅自身の気持ちがわかってきて
そう思っているうちにも花がさいたのだろう
そして
寒い朝霜ができるように
梅自らの気持ちがそのまま香いにもなるのだろう