第2日曜日 午後15:00
2002年10月14日
報告者 保坂 琢夫
青年の群れは、むさしの教会員である、島田療育センターの友3人と共に毎月礼拝を守っています。彼らは重度の心身障害というハンディを持っています。友は、ドイツのブラウンシュバイク州ルーテル教会から派遣されたディアコニッセ(奉仕女)、ヨハンナ・ヘンシェル先生との関わりの中で信仰へと導かれました。
出張礼拝は、5月、8月、11月を除く毎月第二日曜日の主日礼拝後、車に分乗し、片道約1時間半かけて一路、島田へ急ぎます。車中で、「島田の友だちは私たちが来るのを首を長くして待っているかな?元気かな?病気などしていないかな?」一分でも早く友だちに会いたいとやきもきしながら、走ります。5月と11月の年二回は、むさしの教会の礼拝に友を車でお連れします。
島田へ到着後、部屋へ迎えに行きます。一刻も早く会いたいという胸を踊らせながら、部屋に着いた途端、元気な友の顔を見ると、本当にホッとします。友は瞳を輝かせて私たちを出迎えてくれます。
礼拝は、ボランティア室で皆揃って執り行われます。時には、病気で礼拝には参加できないというときには、その友を覚えて礼拝をします。
前奏、讃美歌、聖書朗読、牧師先生による説教、お祈り、主の祈り、聖餐式、讃美歌の順番で礼拝を進めて行きます。
友だちは、午後4時に夕食があるためその時間には各部屋に戻らなければなりませんが、礼拝終了後、時間がある時はお話が出来ます。短い時間の中、楽しいお話に花が咲きます。
月にたった一度しかない島田療育センター出張礼拝を私たちと共に行なうことを待っていてくれる3人の友の輝いている瞳に出会うたびに、それは私たち自身の大きな喜びとなってきました。これからもそういう喜びに出会ってゆきたいと願っています。