そよ風 『冬から春へ』  秋田 淳子

「冬来たりなば春遠からじ~から、春来たりなば主の復活!」

まだ寒いけれど、日差しの中に春を感じます。大地は冷たいけれど、土の中に息吹を感じます。かつて、“白いものが降ると、白い物が甘くなる”と、聞いたことがあります。これは、雪や霜が降りるとダイコンやカブが甘くなる。

すなわち、寒さが厳しい程に、畑の中の根菜類は糖分を多く分泌して、凍ることのない様に自らの身を守るというのです。そうだとしたら…十字架上でイエス様が流された血が多ければ多い程に、私達の心は白く変えられ、イエス様の苦しみが大きければ大きいほどに、私たちの信仰が深められていく。それによって、私たちはより隣人に対しての優しさを知り、また、外からの敵を、瞬時にして撥ね退ける強さを得ることができるのです。

「春近しから…春来たりなば、主の復活!」イースター、おめでとうございます。