「純白のテーブル掛け」




『むさしの教会とシンボル』 文と絵 青山 四郎

(むさしの教会文庫 1980年 4月20日発行)
むさしの教会元牧師の青山四郎牧師による文章です。

「むさしの教会に出入りしておられても、意外に皆さんが御存知ないことが多いのではないか
と思いますので、気付いたことを書きならべてみることにしました。御参考になれば幸いです。」



聖卓は聖餐式を行うテーブルですから神聖な場所で、アグヌスデイの彫刻があるだけでなく、純白のリネンが聖卓一杯におかれ、両側に垂れ下がっています。

聖卓の上には無駄なもの、空っぽのものは置かないし、上に置くものも純正なものでなければならぬとされています。ですから、ナイロンの布や、造花等は用いないで、純粋の麻布(リネン)・絹布・自然の花が要求されます。

聖卓の上の純白のリネンは、十字架からおろされて墓に納められた時、イエスの身体にかぶせられた屍衣のシンボルだとされています。