東教区50年記念大会報告  大柴 譲治

5月4日(土)、三鷹のルーテル学院大学において東教区50年記念大会が開催された。今年はJELC宣教120年の節目の年でもある。晴天に恵まれ総参加者数は676名。14時からICUチャペルで行われた派遣聖餐礼拝の参加者は632名。教区常議員をはじめ、木村猛兄(保谷教会)、山口好子姉ら「宣教フォーラム」実行委員会のメンバーが実に頑張られた。

武蔵野からも49名が参加して、要所要所を支える。落合知子姉の七宝焼きのブースも大盛況。礼拝を飾った菊池秀美姉の生け花もすばらしかったし、小山めぐみ姉はバナーの旗手、渡邊直美姉は先唱者を担当。武蔵野の洗礼盤も大切な役割を果たした。藤田明兄が車の送迎係、クリスマスにICU教会から転入されたばかりの中川英明兄がチャペルの案内係。救護班には崎山たまも姉の夫君である弘兄と原仁兄というお二人の医師が待機して下さったし、役員や伝道委員の働きも小さくなかった。まさに適材適所で、今年の武蔵野の主題である「虹のコラボレーション」そのものを体感する一日であったと思う。

内容についても少し触れておこう。10時からの90分は歴史シンポジウム。パネリストに北尾一郎、宇野正徳というお二人の牧師(共に元東教区長、元JELC事務局長)をお迎えし、私の司会で教区成立前史と50年通史について語っていただいた。100部用意した資料がすべて無くなってしまうほど盛況。1963年の「旧日本福音ルーテル教会」と「東海福音ルーテル教会」との合同時の、教会観が異なる課題をも想起した。過去を心に刻むことは未来へと私たちの目を向けることでもある。

11時半からは講義タイム(「礼拝と式文」「全信徒祭司性」「小教理問答」等々)。徳善先生の部屋もあった。チャペルでは牧師ロックス等のライヴ、食堂では牧師カフェ、中庭にはプロ屋台が並び、子どもプログラムも行われ、参加者は様々なかたちで主にある交わりを楽しむことができたであろう。

聖書には「幻のない民は滅びる」(箴言29:18)とあるが、神が私たちに示して下さった一つの「幻」としてこの日を受け止めたいと思う。

神に感謝!