中学生の時、課外授業で織物を選択していました。15号(65×53cm)サイズの油絵のキャンバスの皮を剥がし、上下の横枠に釘を等間隔に打ち並べて作った簡易織機ではありますが、テーブルセンターなどを作ることができました。
作業は、上下の釘に縦糸を交互にひっかけて張り整え、選んだ色の糸を横に織り込んでいく…そして、それは色の数が多ければ多い程、また複雑な撚りの糸になるほど楽しく、面白い織物になるのでした。
神様と私たちの関係も、もしかしたらそれに似ているかもしれません。神様という揺るぎない縦糸に対して、横糸である私たちが織り重なっていくのです。私たち個々の人生の深さも、醸しだす信仰の色も異なります。ですから、それは二つとないオリジナルな織りとなっていくのです。私たちも教会の交わりを通して、一緒に美しい信仰の布を織り上げていこうではありませんか!
〜読書会から〜むさしの教会だより 5月号(499号)より