宣教90年記念礼拝祝会報告   田村 浩

むさしの教会会員の皆様には主のお守りのもと、ご健勝にてお過ごしのことと心よりお慶び申し上げます。

「むさしの教会」は90年前、熊本の九州学院から鷺ノ宮に移った「日本路帖神学校」の中に「日本福音ルーテル神学校教会」として産声を上げましたが、それを記念して、2015年10月4日(日)に記念聖餐礼拝と祝会が盛大に開催されました。お忙しい中お集まりいただいた方々に厚く感謝申し上げると同時に、いらっしゃれなかった方々からも多くのお祝いのメッセージを頂き、本当にありがとうございました。ここに心より感謝申し上げます。

当日は晴天にも恵まれ、6年前のホームカミングデーとほぼ同数の216名の方々にお集まりいただき、また、祝会にも175名以上の方々がお残りになられ、楽しいひと時を過ごすことができましたことは感謝すべきことでした。

司式は、むさしの教会元牧師である賀来周一牧師、ルーサー・キスラー宣教師、徳善義和牧師と、現牧師の大柴譲治牧師、そして説教は日本ルーテル神学校校長石居基夫牧師にお願いしました。むさしの教会と共に歩んでこられた歴代5名の牧師が勢ぞろいされた素晴らしい礼拝になり、聖歌隊の讃美と相俟って、200名を超える出席者による讃美の響きが圧巻でした。かつてむさしの教会の歴史のひとこまを担われて今は主のみもとに憩われた先輩諸兄姉も、天上から共に讃美をすることができたのではないかと思います。

礼拝後の全員での記念写真も掲載させてい ただきましたので、ご覧ください。細かくてお顔は判断できないと思いますが、当日の厚い熱気が感じられると思います。

祝会には東教区長の浅野直樹牧師、ルーテル学院大学学長江藤直純牧師もご出席くださり、祝辞をいただきました。総会議長立山忠浩牧師からの祝電、フィンランドの元宣教師ヨハンナ・ハリュラさんからのメッセージも読まれました。5人の歴代牧師とドロシー・キスラー夫人、豊田静太郎兄、川上範夫兄、和田みどり姉のご挨拶、若手音楽家の教会員たちによるすばらしい演奏、加藤逸雄兄の詩吟など、いずれも心に響くものでございました。

久しぶりに米国からお招きしたルーサー&ドロシー・キスラー先生ご夫妻を交えて、懐かしい昔話に花が咲きました。この歴史に一度しかない90年を皆様と共にお祝いできました事を感謝申し上げます。これからの新たな一歩を力強く踏み出す思いを、皆様と共有できたと事と思います。これからも「むさしの教会」が神様の祝福に守られ、地域の人たちと共に歩んでいくことができますようにお祈り申し上げます。

90年誌編纂委員会によって作成される「90年記念誌」を、記念品としてお贈りさせていただきます。75周年からの15年間を中心に編集されておりますが、歴代牧師による座談会など、内容も豊富ですので、楽しんでお読みいただければ幸いです。

最後に、今回この90年記念聖餐礼拝と祝会を ご準備くださった方々、本当にありがとうございました。感謝をもってご挨拶とさせていただきます。