むさしのだより「井戸端の戸」 広い視野から

ジェット旅客機は高いときは12000m位の高度を飛ぶ。この高度からの視界を電卓をつついて計算してみると、半径390kmほどである。羽田上空からだと琵琶湖、能登、佐渡、石巻、八丈島あたりまで見えることになり、大型台風も一望できる。さらにインターネットの気象衛星写真では常時世界中をみることもでき、グーグルマップの衛星・航空写真では主な町々の詳細を見ることも可能になった。我々の視野も物理的には随分と広くなった。もうバベルの塔なんかは必要ない。しかし本当に視野が広いかとなると何とも心もとないのだが。当編集もなるべく広い視野を持ちたいものである。パワーアップを図って今回から新スタッフに鈴木雄大神学生が加わっています。

(ハ)

(たより2011年9月号)

編集委員:落合武四郎、野口玲子、高橋光男、萩森英一、富里雪子、鈴木雄大