4月24日(復活祭)の午後、第42回むさしの教会イースターコンサートが開催された。木漏れ日が差し込む満席の会堂で東京バッハアンサンブルにより冒頭バッハの「アリア」(管弦楽組曲第3番)が厳かに奏でられた。かねてバッハに魅せられた私は退職後、複数の合唱団で受難曲等を学び、歌い続けている。
1997年8月バッハの足跡を訪ねる12日間の演奏旅行に参加し、ケルン・アイゼナッハ・ライプチッヒ・ベルリンの諸教会に於いて、パイプオルガン前の聖歌隊席で、バッハのモテット、カンタータを演奏した時の感動は忘れ難い思い出となっている。バッハを生んだ私共のルター派教会で独自に、オラトリオなどの演奏会が出来ればと願っている。
(お)
(たより2011年5月号)