4月中旬、祖母が亡くなる5日ほど前にキャロル・サックさんがハープによる癒しの演奏を祖母にしてくださるために病院を訪れてくださいました。私は残念ながら同席はしておりませんでしたが、祖母の呼吸や体調に合わせて演奏される心地よい音色や歌声に、同席していた小さな子は眠りにおち、その頃ほとんど意識のなかった祖母も表情が少しやわらいだと母は言っておりました。最期の時を迎える祖母を癒してくださったこと、それを見守る家族に慰めを与えてくださったことに感謝しています。この音楽による癒しが社会的に認知され、多くの病院や施設に取り入れられるようになったらよいと思います。現在、むさしの教会のお二人の方が、この訓練を受けておられます。この方々の学びの上に主の豊かな恵みを祈ります。
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(たより2006年7月号)