むさしのだより「井戸端の戸」 畏敬


昨年12月初旬、沖縄本島、石垣島、小浜島、西表島、竹富島を3泊4日で巡った。那覇で乗り継ぎ石垣島空港へ。羽田の気温7度から一気に気温26度の石垣島に数時間で着く。さらに船で約1時間、小浜島へ。コートやセーターを脱ぐ。この頃北海道は雪である。日本列島の南北に長いことを実感する。

小浜島では西表島の後ろに沈む夕日をじっとたたずんで見る。空の彩りの変化に驚嘆す。

翌日は西表島の仲間川を遡上、岸辺のマングローブ林をゆったりと観察する。初めて見るマングローブの林、根の様相のおもしろさ。日本でも見られることに妙に感動する。

短期間ではあったが、八重山諸島の風景に感動した。自然の美しさ、生物の在りように、またその素晴らしい調和に、創造した神に感謝と畏敬とを覚えた。

(た)
(たより2004年2月号)