『…エジプトでは魚をただで食べていたし、きゅうりやメロン、葱や玉葱やにんにくが忘れられない。…』(民数記11章5節。新共同訳)
口語訳ではスイカとなっていましたが、メロンやスイカなどウリ類の果物は暑い気候に住む人々にとっては大切な食べ物です。
ウリ類の果物にはカリウムという栄養素が多く含まれています。特に汗をかくとカリウムも身体から出ていってしまいます。カリウム不足になると、身体はだるくなり、ひどい時には意識がもうろうとなってきます。
スイカはエジプト原産なので、気候も土質も適しているので、味も良く収穫も多かったから奴隷として使われていたイスラエルの人々も食べていたのを思い出したのでしょう。
また、腐る寸前のスイカの果汁をしぼり、砂糖を加えて飲むと熱さましの薬になるようです。種子は煎って塩をまぶしたものは主料理の添えものとして人気があります。