ミツバチは精巧な巣を作り一致協力して生活するがせっかく集めた蜜を人間に取られてしまう。
聖書では敵である人間を追い回す者として登場し『山地に住むアモリ人たちは‥‥蜂が‥‥』(申命記 1章44節)と凶暴なアモリ人やアッシリア人にたとえられている。イスラエル人がエジプトを出て約束された所は『乳と蜜の流れる土地』(ヨシュア記 4章 6節)であり、バプテスマのヨハネの食物が『いなごと野蜜』であり、旧約の有名な話「サムソン」ではライオンの死骸に蜜蜂の群がいた(士師記14章 8節)。
その他ペリシテ人との戦いの最中に王子ヨナタンがサウル王の命令に背いて蜂蜜を口にした話(サムエル記上14章27節)や創世記43章11節や列王記上14章 3節には土産ものとしての蜜が記されている。
「主への畏れは‥‥蜜よりも、蜂の巣の滴りよりも甘い」(詩編19篇10~11節)。「親切な言葉は蜜の滴り、魂に甘く、骨を癒す」(箴言16章24節)ともある。